高血圧で頭を抱える男性

高血圧は、体にさまざまな弊害をもたらします。その要因は、体質や生活習慣にもよるところが大きいといえます。ここでは、高血圧になることで体にどのような影響があるのかを、記載します。

高血圧の人は禁煙を!喫煙は血圧を上昇させる

我が国の高血圧患者数は約7900万人と言われています。50歳以上では2人に1人が高血圧です。

血圧が高い患者さんは医師より、禁煙するように言われます。
「少しくらいならいいでしょう」などと言う医師は、絶対にいないと言っても過言ではありません。もしもそのように言う医師がいたら、その医師は信用しないほうが無難です。

喫煙すると、ニコチンが副腎を刺激して血圧を上昇させるホルモンが分泌されます。さらに交感神経を刺激して興奮状態にします。そのため、1服の喫煙で収縮期血圧(上に血圧)も拡張期血圧(下の血圧)も10~20mmHg上昇し、15分ほどその状態が続きます。

長期間喫煙すると、善玉コレステロール(動脈硬化を抑制するコレステロール)は低下し悪玉コレステロール(動脈硬化を促進するコレステロール)が上昇するため、動脈硬化も進みます。

喫煙者は非喫煙者と比べると、脳卒中(脳出血や脳梗塞)のリスクは3.8倍、突然死のリスクは5~10倍と言うデータもあります。

加えて一酸化酸素は、血中の酸素不足を引き起こすので、血管や心臓にも負担となります。

タバコは麻薬と同等の強い依存性があるため、一人で禁煙に挑むのは何かと不安があるでしょう。
そういう方は、禁煙外来で相談されると良いでしょう。

また、ネット上で禁煙中の人同士が励まし合ったり、禁煙に成功した人からアドバイスを貰うことができる「禁煙マラソン」と言うサイトもあります。

高血圧の人は、減塩や減量や運動も大切ですが、禁煙も忘れてはなりません。
どれだけ減塩や減量や運動を頑張っても、喫煙していたのでは元の木阿弥、すべてが水の泡となってしまいます。

高血圧で喫煙している人は、自殺行為や間接殺人行為だと認識し、一刻も早く禁煙してください。
受動喫煙の害を考えると、あなただけではなくご家族や友人や同僚や先輩後輩のためにもなります。